北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
平成20年9月、栗山町の農家において、ハウス栽培のオクラの果実表面に点々と白く盛り上がる被害が発生した。花からはアザミウマ成虫が採集され、ヒラズハナアザミウマFrankliniella intonsa (Trybom)と確認された。
本種の雌成虫は、体長約1.3mm程度で、体色は褐色である。本種は花に生息することが多いため、その被害は花及び果実に集中する。 さやえんどうでは火ぶくれ症を生じるほか、いんげんまめ、トマト、いちご、カーネーション、宿根かすみそうなどにも寄生する。
(中央農試) |
被害果 |