北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成19年度新発生病害虫]

いちごのキンケクチブトゾウムシ(新寄主)


 平成19年6月、空知支庁管内南幌町及び留萌支庁管内増毛町のハウス土耕栽培いちごの生育不良株でクラウン部分に食入する幼虫が確認され、羽化成虫から加害種はキンケクチブトゾウムシ Otiorhynchus sulcatus Fabriciusと判明した。増毛町では1株あたり寄生頭数は多い株で10頭程度であった。空知支庁管内岩見沢市においても平成16年に土耕栽培いちごで被害が確認されており、枯死株率は1.2%であった。このほか、空知支庁管内滝川市及び檜山支庁管内せたな町からも自家用いちごに寄生する本種の幼虫が持ち込まれており、発生地域及び被害作物とも拡大傾向にある。

(道南農試・病害虫防除所・花野菜技術センター・空知農業改良普及センタ−本所・留萌農業改良普及センタ−南留萌支所・檜山農業改良普及センタ−檜山北部支所)


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