北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
平成19年6月、檜山支庁管内江差町で定植直後のかぼちゃ苗が子葉を中心に葉縁部から食害され、被害面積は50aであった。株元及び葉上には4〜5頭のゾウムシ成虫が確認され、
加害種はシラフヒョウタンゾウムシMeotiorhynchus querendus
Sharpと同定された。 上ノ国町においても、同時期に2葉期のはとむぎの葉が本種により食害され、被害面積は3haであった。本種による加害作物は、豆類、ばれいしょ、ごぼう、たまねぎなどが記録されており、同年7月には乙部町でも大豆と小豆の各30aで被害が確認されたが、菜豆はほとんど食害されていない。 (道南農試・檜山農業改良普及センタ−本所) |
かぼちゃの被害と成虫 |