発生時期
平成15年9月
発生場所
芽室町
発生経過と特徴
平成15年9月、芽室町のビニルハウスで菌床栽培されたしいたけに双翅
目幼虫による食害が発生した。発生農家では収穫時に寄生が見られるしい
たけを選別、廃棄したため、およそ8%の減収となった。
加害幼虫は、体長が約15mmと大型で、体色は透明な乳白色であり、子実体(しいたけ)や菌床の特徴である。
本種は全国に分布し、本州では、散水方式の菌床栽培で被害が目立っているが、生態は不明である。しいたけでは登録農薬がないため、直接的な防除方法はなく、栽培施設への侵入防止や菌床残渣の適切な処分が重要である。
(病害虫防除所)
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