北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
○ライグラスの アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus (Matsumura))(新寄主)
主にライグラスの穂に寄生がみられ、ライグラスが集中している部分では最 多21頭捕獲された場合もみられ、1穂に2〜5頭程度の成虫が寄生しているのが 観察された。 同調査で、アカヒゲホソミドリカスミカメ成虫は0〜1.7頭であった。 しかし、これらの圃場に隣接していても、ライグラスがない圃場ではほとんど発生 がみられないことから、本種はライグラスが好適寄主で増加したものと考えられる。 発生地は牧草地がかたまった地帯であるが、一部、水田と牧草地が隣接して いる場所で、畦畔沿いの エノコログサ等に寄生がみられた場所もあった。 |
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○イネ科牧草類のフタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata
(Fallen))
(旧名ムギメクラガメ)(新寄主)
成虫の形態的特徴は、後腿節先端部に突起が2本あることで、他のムギカス ミカメ類と容易に区別ができる。 |
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○マメ科牧草のアカホシカスミカメ(Creontiades
coloripes Hsiao)(新発生)
発生場所:松前町のアカクローバーとイネ科牧草混蒔圃場 (道南農試) |