北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成15年度新発生病害虫]

プルーンのモモサビダニ(新発生)


発生時期
  
平成14年9月

発生場所
  
滝川市

発生経過と特徴
 
    平成14年9月中旬に、滝川市のプルーン(西洋すもも)で葉裏が銀白色になる被害が認められた。フシダニ類の寄生が確認され、千葉県農業総合研究センターの上遠野冨士夫氏によりモモサビダニ 
Aculus fockeui
(Nalepa et Trouessart)と同定された。

    本種成虫は体長0.2o内外、紡錘形〜くさび形、橙黄から橙色。花蕾鱗片の毛じ内に潜入し集団で成虫越冬し、発芽期に新梢先端の若葉や成葉で増殖する。国内ではもも、海外ではすももやあんずなどのPrunus 属植物で発生が確認されている。

(道南農試・花・野菜技術センター・空知東部地区農業改良普及センター)

 


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