北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
[平成14年度新発生病害虫]
しいたけのイタヤムラサキトビムシ(新寄主)
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発生時期
- 平成14年10月
- 発生場所
- 上士幌町
- 発生経過
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平成14年10月、上士幌町の原木栽培しいたけにトビムシが高密度で発生した。体長2mm程度の紫黒色のトビムシが、傘の下面のひだのすき間や脚部を主体に一子実体あたり数十〜百頭以上が付着した。
子実体に直接的な食害痕は認められなかったが、付着した虫を送風等により除去することは困難で、多量に付着した子実体は生食用として出荷できなくなった。発生種は、道立釧路商業高等学校の須磨氏により、イタヤムラサキトビムシHypogastrura (H. ) itaya
Kinoshitaと同定された。本種は、普通森林土壌やその表面に多く、まれに樹上から得られることもある。
(病害虫防除所)
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