北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
[平成14年度新発生病害虫]
ふきのキベリトゲハムシ(新寄主)
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発生時期
- 平成14年8月
- 発生場所
- 足寄町
- 発生経過
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平成14年8月,足寄町のラワンぶき鑑賞圃場でふきの葉が急速に枯れあがり,ほぼ全面にわたって立ち枯れの様相を呈した。
被害葉の様相
十勝農試および普及センタ−が調査したところ,葉の枯れ上がりは虫害によるもので,加害種はキベリトゲハムシ(Dactylispa
masonii Gestro)と判明した。-
- 特徴
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幼虫は葉裏から食入して葉肉部を袋状に食害し,被害盛期は7月下旬〜8月上旬とみられた。8月中旬〜下旬には多数の成虫が確認されたことから,本種は成虫態で越年し,年1化と推測される。その後のふき栽培農家を対象とした現地調査の結果,被害面積は約6haで,被害は螺湾地区で特に大きく,路傍の野生ふきを含めて甚発生状態であった。
(十勝農試・十勝東北部普及センタ−)
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