北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
[平成13年度新発生病害虫]
サンダーソニアの白絹病(新発生)
-
発生時期
- 平成12年9月
- 発生場所
- 空知支庁管内
- 被害の様相
- サンダーソニアに立枯れ症状が発生した。罹病株の地際部は白色の菌糸に覆われ、白絹病に特徴的な茶褐色の菌核が多数観察された。
- 特徴
- 罹病株から分離した菌株を土壌接種しサンダーソニアの球根を植え付けたところ、出芽前立枯れ症状が認められた。また、着蕾期の株に土壌接種した場合も同様の立枯れ症状が認められた。本菌のPDA培地上の菌そうは白色を呈し、菌糸はかすがい連結を有する。菌核は大きさが0.85〜2.2mm、淡黄褐色〜茶褐色で球形〜亜球形、表面は平滑で内部は緻密な構造でほとんど着色は見られない。本菌は10〜40℃で生育し、最適温度は30℃付近で、その生育速度は14.7mm/日であった。以上の結果から病原菌をSclerotium rolfsii と同定した。本菌は多犯性で、ナス科、ウリ科、マメ科をはじめとする多くの作物を侵す。北海道では他の作物を含めて白絹病の発生が確認されたのは初めてである。発生地ではその後常発化している。
(花・野菜技術センター・空知北部普及センター)
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