北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

発生時期

平成11年5月

発生場所

深川市、秩父別町

被害の様相

スターチスが芯葉から黄化し枯死する症状が発生した。
症状ははじめ生長点付近の芯葉が黄化し、葉の展開が停止する。
黄化葉はえそを生じ、褐色あるいは赤褐色となり枯死する。
罹病葉をスターチスに汁液接種した結果、同様の黄化症状が再現された。
さらにタバコ、トマト、ピーマンなどに全身感染し、そらまめ、ペチュニアなどに局部病斑を形成した。

トマト黄化えそウィルス（TSWV）抗体（茨城県農総センター、津田氏より分譲）にエライザ法で高い反応が認められたことから、本ウィルスをTSWVと同定した。

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