北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成11年度新発生病害虫]

メロンのアマヒトリ(新寄主)




症状写真
発生時期
平成11年6月上旬
発生場所
網走管内北見市
被害の様相
ハウスメロン(品種「ルピアレッド」)の収穫期の果実の下面接地部に鱗翅目幼虫が2〜3頭寄生し、果皮を薄く削るように食害する被害が発生した。
被害果の割合は10%程度で、枯葉の進んでいない株の果実に被害が多いようである。
特徴
加害幼虫は加害時には体長10mm程度、淡褐色で白色の刺毛を伴い、頭部は黒色であった。
この幼虫は、飼育の結果得られた成虫により、アマヒトリPhragmatopia amurensis Seitz と同定された。
本種は幼虫越冬であるが、加害虫の世代は特定できなかった。
ハウス周辺に雑草が多かったことから、雑草地が発生源であった可能性が高い。
(北見農試・北見地区農業改良普及センター)



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