北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成10年度新発生病害虫]

ぶどうのツマグロアオカスミカメ(新発生)


ぶどうの被害  平成10年5月、後志支庁管内仁木町のハウス栽培ぶどう「バッファロー」で、発芽直後の新葉が展葉とともに不規則に裂ける被害が発生しました。被害を受けた新梢の周囲にはメクラカメムシ類の若令幼虫が認められたため、その幼虫を採集し、同じ品種で放飼試験を行ったところ、同様の被害が再現された。本種はツマグロアオカスミカメLygocoris spinolae (Meyer-Dur))と同定されました(北海道教育大学 安永智秀氏同定)。
 調査時の聞取りによると、本種によるものと思われる被害は、十数年前より露地、施設ぶどうにおいて認められており、加害は春季にのみ限られているようです。










(病害虫防除所・北後志地区農業改良普及センタ−)



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