北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成8年度新発生病害虫]

小豆稚苗のキボシマルトビムシ(新被害)


 1996年5月下旬に、十勝農試のビニルハウス内で生育中の発芽まもない小豆の稚葉が食害された。食われ方はトビハムシ類に似ていて、子葉表面に多数の点刻状食害があり、初生葉では伸長初期に柔らかいため先半部が無くなってしまうものである。他に害虫らしきものが見つからないことから、キボシマルトビムシによるものと断定した。被害としては、初生葉の欠損により若干の生育遅れが起きるかもしれないが、軽微なものと思われる。
 現地ほ場でも発芽期以降に好天が続いた場合に、この様な被害症状が多発することが知られていたが、害虫の種類については特定されていなかった。

(十勝農試)


キボシマルトビムシ キボシマルトビムシ食痕


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