北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
平成6年8月上旬に比布町のホウレンソウ栽培雨よけハウス(60坪)で、葉がわい化し奇形葉となり、生育が停滞する被害が認められた。ホウレンソウは4〜6葉期で、被害は圃場に均一に発生していた。芯葉の部分を調査したところ、アザミウマの寄生が確認された。また、わい化した奇形葉でも寄生が認められた。寄生していたのは、ヒラズハナアザミウマ Franklinella intonsa (Trybom)であった。本年の高温経過で発生量が多く、圃場全体に被害があったため、すべて廃耕となった。