平成4年7月、伊達市において温室栽培のトルコギキョウ 150m2全株に、生長点付近を中心とする茎葉部の変形・縮葉及び一部黄化の症状が現れた。被害部にはチャノキイロアザミウマ Scirtothrips dorsalis Hoodの寄生が見られ、放飼試験で同様の症状が再現されたことから、本被害は本種の加害によるものであることが確認された。本種は、本州以南ではチャ、ブドウ、カキなどの重要害虫であり、本道では、昭和63年に余市町のブドウで発見され、その後発生拡大が注意されていた種である。
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