北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
平成2年、空知管内深川市および後志管内真狩村でトルコギキョウの萎ちょう症状株が発生した。茎の内部は褐変するが、その部位は維管束のみに限られ、髄部は褐変しない。病変部からはFusarium oxysporum が高頻度に分離され、このものは土壌接種でトルコギキョウに病原性を示した。
松尾ら(1980年)は、Fusarium oxysporum に起因するトルコギキョウの病害に「立枯病」の名称を与えているが、分化型については未検討なので、寄主範囲などを精査したのち、病名の変更も含めて再検討したい。
新発生病害虫一覧へ戻る
ホームページへ戻る