北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
昭和60年2月鷹栖町のマッシュルーム培地にダニが多発生し、菌糸の伸長が劣り、収量も低下して問題となった。このダニは昭和50年頃から時々発生が見られている。
本種はヒナダニ科のPygmephoridae に属し、体長0.2〜0.3mmの微小な種で、現在種名を検討中である。
発生源は明らかでないが、栽培床は2〜5日間60゚Cの熱処理を行うことから、覆土に用いる土壌に由来すると考えられる。なお、本年四国でも収穫皆無となるヒナダニ科のダニの被害が発生している。