北海道病害虫防除所 北海道立総合研究機構
昭和58年10月中旬に、中富良野町でツツリガの1種の幼虫がニンジンの根部を食害する被害が認められた。発生ほ場は周囲がカラマツやシラカバ林に挟まれた谷あいの傾斜地で、約 50aである。幼虫は灰黒色で体長2cm、土中で白色の糸をつづりながら根部を食害するが、多くは表皮下の篩部を、時には中心部に深く潜入して食害する。越冬態は幼虫と推定されるが、生態などは不詳である。なお、種名について同定依頼中である。
新発生病害虫一覧へ戻るホームページへ戻る