北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[昭和58年度新発生病害虫]

ホウレンソウの斑点病(新発生)

(1983年−昭和58年)


 昭和58年2月下旬、北農試(札幌市)の実験温室(ソーラーハウス)のホウレンソウ「北海1番」に生育異常株が認められた。その症状は、はじめ中、下位葉に径1〜2mmの円形小白斑を生じ、数日後には下位葉が黄変または枯死し、病斑形成の多い中位葉の葉柄は表皮が烈開して捩曲する。
 病斑は径2〜3mmで中心部は煤色を呈し、多数の胞子が観察される。病原菌はCladosporium variabile (COOKE)de VRIES=Heterosporium variabile COOKEと同定した。

(北農試病1研)


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