北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
昭和58年9月中旬に十勝地方で発生が認められた。その病徴は、濃色の緑に囲まれ、葉脈に沿って連なった黄褐色の病斑は、ごま葉枯病の場合よりも小型である。さらに9月26日の清水町、士幌町の現地試験ほ場及び芽室町(十勝農試ほ場)などの育成系統の標本も本病であった。9月27日には札幌市(北農試ほ場)の自殖系統「N19」にも本病の発生を確認した。
病原菌はbipolaris sp.である。なお、関東、東北地方での発生について、西原(日植病報47:367、1981)の報告がある。