北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
昭和56年7月中旬、旭川市旭正の農家ほ場で発生が認められた。病徴は、はじめ小葉の葉柄部に0.5mm前後の小さな水浸状病斑が生じ、のち病斑の進展拡大に伴い葉先が萎凋、枯死する。乾燥条件では病斑部がくびれて黄化する。
本病は4月の定植後より8月の収穫時まで発生する。一般に高温、多湿条件下で多発生の傾向である。旭正地区の栽培面積約200aのうち約40aに発生が認められ、葉が侵されるため商品価値を著しく損う。病斑部から病原生を有する
Cephalosporium sp. 菌が分離されるが、種名につき検討中である。