昭和53年ニセコ町産及び士幌町農協集荷の貯蔵中の馬鈴しょ塊茎に、翌54年2月初め頃から発生が認められた。病徴は塊茎表面に円形10〜25mm、深さ2〜3mm、底部平坦、褐色〜黒褐色のくぼんだ病斑が生ずる。この病斑が密生し、塊茎の大半を覆う場合もある。 なお、ニセコ町では「男爵薯」より「農林1号」で被害が多かった。病原菌は Phoma sp. と推定され今後精査して同定を要するが、指斑病と命名された。なお、本病徴は外国での貯蔵病害 gangrene に酷似しており、今後の発生に注意を要する。
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