北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[昭和54年度新発生病害虫]

大豆のクワヒョウタンゾウムシ(新発生)

(1979年−昭和54年)


 昭和54年6月中旬頃から士別市の大豆畑270haに、本種 Scepticus insularis ROELOFSが発生し、幼虫が大豆の主根を食害して切断するため生育が遅延し、被害の著しいものは枯死する。
 本種は既に小豆及び菜豆の害虫として知られており、本年も転作小豆などで発生を認めていたが、大豆への加害をはじめて確認し、小豆跡の大豆での発生が多く、また水田転換畑の大豆畑では畦畔沿いで被害が目立った。このようなことから小豆の後作や水田転換畑では、今後の発生に注意を要する。


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