昭和54年7月上旬頃から、長沼町の中央農試の大豆畑で葉を食害するウワバの発生を認めた。なお、被害は僅少であった。
ガマキンウワバ Autographa gamma LINNE は、既に東北地方では大豆の害虫として記録されているが、本道では昭和44年にてん菜、昭和46年に小豆及び菜豆に加害を認め、大豆への加害は今回はじめて確認された。
キクギンウワバ Autographa confusa STEPHENSは、本道で古くからはっかやミブヨモギの害虫として知られており、昭和44年にてん菜への加害が認められ、今回大豆への加害がはじめて確認された。
なお、上記の2種の同定は館山一郎氏による。