北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[昭和53年度新発生病害虫]

たまねぎのフキヨトウ(新発生)

(1978年−昭和53年)


 昭和50年6〜7月、長沼町、富良野市及び美幌町で、たまねぎの根元に本種 Hydroecia amurensis STAUDINGER 幼虫が侵入して食害し、枯死させる被害がみられた。本年も美幌町及び音更町で同様の被害があった。
 本種の食性は明らかでないが、フキを食するものと考えられている。上記発生箇所はいずれも道路沿や防風林の隣接地など周辺に雑草のあるたまねぎ畑で、しかも隣接の数列に被害が集中している。このようなことから、食餌の不足などの原因で外部から侵入し、食害したものと推定される。


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