北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構


[昭和50年度新発生病害虫]

たまねぎの紅色根腐病

(1975年−昭和50年)


 従来、生理現象とみなされていた根の紅変症状につき、昭和49年度に病理学的検討を行なった。本症状は育苗後期の5月上旬より認められ、本ほでの初発期は明らかでないが6月下旬には病株率50%に及び、収穫時には全株が病状を呈する所もあり、道内に広く発生分布する。病原菌は Pyrenochaeta terrestris(Hans.)GORENZ et al.と同定され、紅色根腐病と命名された。


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