北海道病害虫防除所 北海道立総合研究機構
本年7月より長沼町をはじめ余市町、札幌市、滝川市および上湧別町で発生を認め、その被害果率はほぼ2%であった。病原菌は、Botrytis cinerea Persoon ex Fries と同定されたが、病名につては検討中である。 病状は果実頂部の1〜5がく片を起点に同心円状の褐色病斑を生じ、のち拡大して秋期には病斑部に同心円状の亀裂を生ずるが、果心部まで腐敗することがなく、また心かび病とは明らかに病状が異なる。
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