北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
[平成30年度新発生病害虫]
ラナンキュラスのタネバエ(新寄主)
平成30年10月上旬に、七飯町のラナンキュラス栽培ハウスで、生育が停滞しやがて葉が黄化し枯死する株が確認された。被害株の根部から体長5o程度のウジ型の幼虫が確認され、その形態からタネバエDelia platura (Meigen)と同定された。本種は、マメ類をはじめ多様な作物の出芽前の種子や定植直後の苗の茎内に食入して加害する害虫としても有名である。
(道南農試・渡島農業改良普及センター本所)
写真 根部に見られたウジ型の幼虫(渡島農改 細田氏 原図)
写真 生育の停滞した株(渡島農改 細田氏 原図)
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