北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成27年度新発生病害虫]


ブルーベリーのアルターナリア葉枯病(新発生)

 

 

  平成26年7月、七飯町のブルーベリー栽培園地で、葉に斑点を形成する病害が発生した。発病葉上には、直径3〜10mm、中央は褐色、周辺部は赤褐色〜茶褐色の不整形病斑を形成した。病斑は拡大し、やがて複数の病斑が融合した。罹病葉からは単一の糸状菌が分離され、分離菌の接種により原病徴が再現され、接種菌が再分離された。分離菌の分生子柄は淡褐色、幅4.1〜5.8μm×長さ50.1〜186.5μmで、シンポジアルに再伸長した。分生子は分生子柄先端に5〜13個連鎖して形成し、側鎖を形成し分岐した。分生子の大きさは19.2〜66.9 × 10.0〜15.7μm、淡褐色〜黒褐色、卵形〜倒棍棒状、表面にはいぼ状突起を有し、偽けい部は1〜2細胞、3〜8個の横隔壁、1〜2個の縦隔壁を有した。以上の形態的特徴より分離菌をAlternaria alternata (Fries) Keissler、本病をブルーベリー アルターナリア葉枯病と同定した。

                                                        (道南農試・技術普及課)

写真 アルターナリア葉枯病の病徴(技術普及課 小坂 原図)

写真 アルターナリア葉枯病の病徴(技術普及課 小坂 原図)


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