北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構
[平成24年度新発生病害虫]
かじいちごのヒラズハナアザミウマ(新寄主)
平成24年、当別町のかじいちご(枝物用きいちご)において、展開中の葉の奇形および新規展開葉の破れ症状を呈する被害が発生した。これらの被害は定植1年目の養成期から定植2〜3年目の採枝期の全生育期で認められた。採枝開始期の7月の時点では被害は少なかったものの、被害の増加した9月には多発ほ場で被害枝率80%に達した。被害を受けた未展開葉からは1〜3頭のアザミウマが採集され、ほぼすべてがヒラズハナアザミウマFrankliniella intonsa (Trybom)であった。
(中央農試・石狩農業改良普及センター北部支所)
写真 ヒラズハナアザミウマによるかじいちごの葉の被害(石狩農業改良普及センター北部支所 池田氏 原図)
新発生病害虫一覧へ戻る