平成14年度 病害虫発生予察情報第16号

9月予報

平成14年8月22日 北海道病害虫防除所
(連絡先:Tel.0123(89)2080

季節予報(付記)によれば、9月の天気は周期的に変わるが、低気圧や前線の影響でぐずつく時期がある。気温、降水量ともに平年並、と予報されています。
これまでの発生状況と季節予報から、多めの発生が予想される病害虫は、水稲の穂いもち紅変米ばれいしょの塊茎腐敗および施設野菜の灰色かび病があげられます。

A.水稲
B.麦類
C.ばれいしょ
D.豆類
E.てん菜
F.りんご
G.あぶらな科野菜
H.野菜類全般
季節予報

A.水稲

いもち病(穂いもち)  発生期:既発(並)  発生量:並〜やや多

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 予察田における穂・節いもちの初発はほぼ平年並であった。発生量は比布町で平年よりも多く推移しているが、大野町では少ない。節いもちは大野町でまだ未発生である。

      予察田における初発日
      地点 品種名 枝梗 平年数
      本年 平年 本年 平年 本年 平年
      大野町 きらら397 8月18日 8月17日 8月19日 8月24日 未発生 8月29日 2
      しまひかり 8月18日 8月11日 8月19日 8月19日 未発生 8月25日 10
      比布町 きらら397 8月6日 8月9日 8月12日 8月14日 8月10日 8月16日 8
      ほしのゆめ 8月5日 8月6日 8月6日 8月10日 8月10日 8月12日 6
      長沼町 きらら397 8月16日 (8月16日) 8月20日 (8月18日) 8月20日 (8月25日) (10)
      ほしのゆめ 8月12日 - 8月15日 - 8月15日 - -
      注:()は岩見沢市の平年値

      予察田におけるいもち病の発生状況(8月4半旬)
      地点 品種名 葉(発病度) 病枝梗率 病首率 病穂率 節(病茎率)
      本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
      大野町 きらら397 24.0 18.5 6.5 26.4 0.8 7.5 7.3 26.4 0.0 0.0
      しまひかり 38.0 48.5 8.7 33.4 0.6 21.2 9.3 39.5 0.0 0.0
      比布町 きらら397 57.0 28.8 12.4 12.0 6.6 3.4 19.0 15.4 15.3 2.2
      ほしのゆめ 77.0 46.5 31.2 23.1 11.6 5.2 42.8 28.3 38.7 13.2
      長沼町 きらら397 25.0 (24.2) 4.2 (7.1) 0.2 1.3 4.9 (8.4) 0.1 (0.4)
      ほしのゆめ 47.5 - 9.3 - 2.2 - 12.0 - 5.0 -
      注:()は岩見沢市の平年値

    2. 巡回調査によると、一般田での葉いもちの発生は全道各地で確認されているが、渡島支庁管内を除いて少発生にとどまっている。
    3. これまで防除が適正に実施されている。
    4. 9月は気温、降水量とも平年並だが、低気圧や前線の影響でぐずつく時期があると予報されている。  

  2. 防除対策
    1. 穂いもちの防除は傾穂期以降は不要である。
    2. 被害わらおよび罹病籾殻は次年度の伝染源となるので、堆肥化するなど適正に処分する。

紅変米  発生量:並〜やや多

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 本病は割れ籾の多い品種で多発しやすく、現在の主要品種は割れ籾が多い。
    2. 本病は、成熟期の長雨、倒伏および登熟遅延による玄米の高水分で発病する。
    3. 9月は気温、降水量とも平年並と予報されているが、低気圧や前線の影響でぐずつく時期があると予報されている。

  2. 防除対策
    1. 刈り遅れないように注意し、収穫後直ちに乾燥調製を行う。

アカヒゲホソミドリカスミカメ   発生期:既発(早)  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 8月上旬以降、各定点とも、予察灯による誘殺数はやや少なめに推移している。
      水田内におけるすくい取り数も平年並からやや少なめである。
    2. 8月3半旬の巡回調査におけるすくい取り数は、7月6半旬から減少傾向にあり、絶対量もやや少なめである。
    3. 9月はぐずつく時期があり、気温、降水量ともに平年並と予報されていることから、発生量は平年並にとどまるものと予想される。

    アカヒゲホソミドリカスミカメの水田内すくい取り数
    地点
    月半旬
    長沼町(平年:岩見沢市) 比布町 大野町
    成虫数 幼虫数 成虫数 幼虫数 成虫数 幼虫数
    本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
    8.I 2.5 (22) 0.0 (4) 3.3 6 0.0 1 0.0 2 0.0 3
    8.II 5.0 (32) 0.0 (31) 0.0 3 0.0 3 0.0 3 0.0 8
    8.III 0.0 (17) 0.0 (18) 2.5 2 10.0 3 0.0 1 0.0 9
  2. 注:20回振り×5日分すくい取り頭数

  3. 防除対策
    1. 基本である出穂期からの2回防除の後は、7日程度の間隔ですくい取り調査を実施し、20回振りあたり捕獲頭数が2頭(「ほしのゆめ」では1頭)以上である場合は、 追加防除を実施する。
    2. 調査は水稲が黄熟期を過ぎるまで継続し、すくい取り頭数が上記基準に達した場合には順次7日程度の間隔で追加防除を継続する。
    3. 本年の水稲の生育状況から、遅れ穂が多く、加害期間は長引くものと思われる。加害期間を過ぎるまですくい取り調査に基づく防除要否の判断を続ける。 

ヒメトビウンカ  発生期:既発(やや早)  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 第2回成虫の予察灯による初発期は、大野町で7月17日(平年:7月22日)、比布町で7月13日(同7月15日)、長沼町で7月4日(岩見沢市の平年:7月7日)とやや早かった。
    2. 8月中旬までの成虫発生量は、長沼町、比布町とも平年並に推移している。巡回調査(8月3半旬)では石狩、上川支庁管内の一部ですくい取り数が多かったが、防除が必要な密度に達した地点はない。
    3. 9月は 気温、降水量ともに平年並と予報されていることから、発生量は平年並に推移し、吸汁害対象の防除が必要となるような可能性は低い。  

セジロウンカ  発生期:既発(やや遅)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 予察灯による初誘殺は大野町で7月18日(平年:7月20日)と平年並だったが、比布町(同7月23日)では8月3半旬時点で誘殺がなく、長沼町では8月6日で岩見沢市の平年値(7月22日)より遅かった。
    2. 長沼町、比布町の予察田におけるすくい取り数は少なめに推移している。大野町で のすくい取り数は平年並である。
    3. 9月は気温、降水量ともに平年並と予報されていることから、発生量は現状のままやや少なめから平年並にとどまるものと予想される。

  2. 防除対策
    1. 水田中央など風通しの悪い場所での発生に注意し、多発生を見たら防除する。


B.麦類

秋期発生病害(うどんこ病・赤さび病)    発生期:並  発生量:並

  1. 予報の根拠
    1. 9月は 気温および降水量とも平年並と予報されているため、両病害の発生期、発生量は平年並と予想される。  

  2. 防除対策
    1. 秋期の防除は必要ない。  


C.ばれいしょ

塊茎腐敗(疫病)   発生量:やや多

  1. 予報の根拠
    1. 定点ほにおける茎葉の疫病の発生量は多く、平年より3〜4半旬早く枯死した。また、巡回調査の報告によると、一般ほでも全道的に発生が目立った。
    2. これまでぐずついた天候が続き、また、9月も気温、降水量とも平年並であるが、低気圧や前線の影響でぐずつく時期があると予報されている。
    3. 気温が17℃以下で多雨になると塊茎への感染に好適となる。

  2. 防除対策
    1. 晴天時に掘り取り、よく乾燥させてから貯蔵する。 また貯蔵中の蔓延を防ぐため腐敗いもの除去に努める。


D.豆類

マメシンクイガ(大豆)   発生期:既発(並)  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 芽室町の予察ほでの産卵初発は8月3半旬(平年:8月3半旬)で平年並だった。
    2. 同ほ場における産卵量は平年並に推移している。昨年の発生量も平年並で、これまでの気象経過が成虫の産卵活動に対して好適ではなかったことから、発生量は平年並にとどまるものと予想される。

  2. 防除対策
    1. 防除基準に準拠して茎葉散布を行う。


E.てんさい

褐斑病  発生期:既発(並)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 予察ほでの発生量は、やや少〜平年並に推移している。

      予察ほにおける褐斑病の発生状況(8月4半旬)
      地点 品種名 発病株率 発病度 平年数
      本年 平年 本年 平年
      長沼町 めぐみ 72.0 96.0 15.6 35.4 2
      アーベント 22.0 97.0 4.4 26.4 2
      モノエースS - 65.8 - 14.9 9
      訓子府町 モノエースS 94.0 70.8 26.8 22.7 10
      アーベント 46.0 - 10.8 - 0
      芽室町 モノエースS 33.3 78.0 6.7 19.9 10

    2. 巡回調査によると、発生が認められるほ場は少ない。
    3. 9月は気温、降水量とも平年並と予報されている。

  2. 防除対策
    1. 好天が続き、発病が増加すると判断された場合には、必要に応じて薬剤散布を実施する。

ヨトウガ(第2回)  発生期:既発(並〜やや遅)  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 第1回幼虫による被害量は、一部やや多めの地点もあったものの、全体としてはほぼ平年並にとどまった。幼虫の加害期間である6月中旬以降の天候はぐずつき気味であったことから、第2世代成虫の発生量も平年並にとどまるであろう。
    2. 第2回成虫の予察灯における初発期は、長沼町では平年並だった。他の地点では、やや早めに一頭のみ誘殺を認めた比布町を除き、誘殺を認めていない。
    3. 9月は気温、降水量ともに平年並と予報されていることから、幼虫の発生量はほぼ平年並にとどまるものと予想される。

  2. 防除対策
    1. 茎葉散布は被害株率が50%に達した時点から開始する。  
    2. 初回防除の2週間後以降も被害が進展するときは追加防除を検討する。


F.りんご

黒星病  発生期:既発(早)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 長沼町の予察園での発生量は、「ふじ」で平年並、「スターキングデリシャス」で平年よりやや少なく推移している。
    2. 巡回調査によると、一部で発生が見られるが、発病葉率は低い。
    3. 本病は多湿条件が続くと多発する。
    4. 9月は気温、降水量とも平年並と予報されている。

  2. 防除対策
    1. 現在、新梢葉・徒長枝葉に発病がみられる園では、果実の発病が増加する恐れがあるので、防除基準に準拠し、十分量の薬液を丁寧に散布する。 

斑点落葉病  発生期:既発(早)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 長沼町の予察園での現在の発生量は、やや少なく推移している。
    2. 巡回調査によると、一般園では全道的に発生しており、渡島および留萌支庁管内で発生が目立っている。
    3. 本病は高温および多湿で多発し、特に2〜3日の連続した降雨で急増する。
    4. 9月は気温、降水量とも平年並と予報されている。

  2. 防除対策
    1. 発生の目立つ園では防除基準に準拠して薬剤散布を継続し、来年度の多発を防ぐため病原菌密度を高めないようにする。

ハダニ類  発生期:既発(並)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. リンゴハダニの発生量は長沼町の予察園では少なく、余市町、仁木町ではやや多めに推移している。ナミハダニは、長沼町、余市町、仁木町いずれにおいても発生が少ない。
    2. 9月は気温、降水量ともに平年並で、ぐずつく時期もあると予報されていることから、発生量はやや少なめから平年並程度にとどまるものと予想される。

  2. 防除対策
    1. 発生状況に注意し、薬剤散布を継続する。
 

キンモンホソガ(第4回)  発生期:既発(早)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 長沼町の予察園のフェロモントラップによる第3回成虫の誘殺数は少なめで、幼虫による被害も平年値を下回っている。
    2. 余市町のフェロモントラップによる誘殺数は多めであるが、余市町、仁木町ともに被害は目立っていない。
    3. 9月は気温、降水量ともに平年並で、ぐずつく時期もあると予報されている。第3回成虫の発生量からみて、以降の発生量はやや少なめから平年並にとどまるものと見込まれる。

      予察園における誘殺数・被害葉率
      月半旬 長沼町
      誘殺数 被害葉率
      本年 平年 本年 平年
      8.I 83 186 - -
      8.II 36 256 3.0 11
      8.III 3 152 - -
      8.IV 38 162 4.0 17



G.あぶらな科野菜

軟腐病  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 本病は高温、多雨および多窒素栽培で多発する。
    2. これまで降水量が多く湿度が高い状態が続いた。
    3. 9月は気温、降水量とも平年並と予報されているが、前線や低気圧の影響でぐずつく時期があると予報されている。

  2. 防除対策
    1. 防除基準に準拠して薬剤散布を行う。
    2. 耐性菌の出現を防ぐため、同一系統の薬剤を連用しない。

モンシロチョウ  発生期:既発(やや早)  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 第3世代成虫の発生量は、長沼町、大野町ともに平年より少ない。
    2. 9月は気温、降水量ともに平年並でぐずつく時期もあると予報されており、幼虫による被害はやや少なめから平年並程度にとどまることが予想される。

  2. 防除対策
    1. 成虫の飛来が目立ち産卵が多いほ場では、防除基準に準拠して薬剤散布を行う。
    2. 薬剤防除にあたっては、他害虫の発生に注意し、同時防除できる薬剤を選択する。

コナガ  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 8月に入ってからのフェロモントラップによる捕殺数は、各定点いずれも平年より少なくなっている。
    2. 予察ほのキャベツでは、大野町、長沼町ともに7月下旬以降幼虫数が平年を下回っている。
    3. 9月は気温、降水量ともに平年並でぐずつく時期もあると予報されていることから、発生量はやや少なめから平年並と予想される。

  2. 防除対策
    1. キャベツでは、おおむね1週間間隔で10株程度の株全体を調査して、新食害痕が10個以上、あるいは中心葉や結球部に被害のある株が4株以上あれば防除を行う。
    2. 薬剤抵抗性が発達した害虫なので、ローテーション散布を実施する。なお、合成ピレスロイド系薬剤では抵抗性個体群が出現しているので単剤では使用しない。
    3. 防除にあたっては他害虫の発生に注意し、効率的な防除体系を組み立てる。


H.野菜類全般

灰色かび病  発生量:並〜やや多

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 本病は低温および多湿条件で多発する。施設栽培では管理条件によって発生が大きく左右される。  
    2. 9月は気温および降水量とも平年並と予報されている。

  2. 防除対策
    1. 換気や灌水などハウス管理を適切に行うとともに、罹病葉のつみとり、枯死葉の除去を徹底し、発病に好適な環境を作らない。特にハウスの開閉を適切に行い、湿度を上げないように注意する。
    2. 発病初期からの薬剤散布を心がける。
    3. ジカルボキシイミド系剤の耐性菌が広く認められている。また、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤の耐性菌も一部地域で確認されているため、薬剤の選択には注意する。

ハダニ類  発生量:やや少〜並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 8月は気温が低めに経過しており、発生量はやや少なめに推移している。
    2. 9月は気温、降水量ともに平年並でぐずつく時期もあると予報されていることから、発生量はやや少なめから平年並程度と見込まれる。

  2. 防除対策
    1. 薬剤抵抗性の発達を避けるため、同一薬剤の連用・過用をさける。 

アブラムシ類  発生量:並

  1. 発生経過と予報の根拠
    1. 8月の低温経過は増殖に好適ではなく、発生量は平年並程度にとどまった。
    2. 9月は気温、降水量ともに平年並でぐずつく時期もあると予報されていることから、発生量は平年並程度にとどまるものと予想される。

  2. 防除対策
    1. 発生状況に注意し、発生初期に防除を行う。

秋まき小麦の連作を避け、土壌病害の被害を回避しましょう!

9月に入ると秋まき小麦の播種作業が始まりますが、縞萎縮病など各土壌病害の発生を防ぐため、連作を避けるような作付け計画を立てましょう。

縞萎縮病
縞萎縮病は土壌中の糸状菌が媒介するウイルス病です。主要品種「ホクシン」は本病に対する抵抗性が弱いため、近年、発生ほ場が増加しています。本年は既発生地における発生程度も高く、また新たに3町村で発生が確認されるなど発生地が拡大しました。
本病が一度発生すると土壌中の病原密度を下げることは非常に困難となります。また、連作すると病原密度が高まるため、発病が拡大し被害が甚大になります。
これまでに発生が確認されたほ場には、感受性品種の作付けを避けましょう。
 
縞萎縮病に対する抵抗性の品種間差
品種名 抵抗性 子実重(kg/a)* 千粒重(g)*
ホクシン 36.4 33.1
チホクコムギ やや弱 43.6 37.1
ホロシリコムギ 53.9 43.2
きたもえ やや強 55.5 38.9
*子実重および千粒重は平成7〜10年の4ヶ年平均
平成12年普及奨励ならびに指導参考事項
 
雪腐黒色・褐色小粒菌核病
ここ数年、畑作地帯を中心とした小麦連作ほ場で、土壌伝染による雪腐黒色・褐色小粒菌核病の発生が目立っています。 連作によって土壌中の菌密度が高まっていると考えられますが、根雪前の茎葉散布は、土壌伝染によるこれらの病害に対して十分な効果を得ることはできません。 適正な輪作体系を維持し被害を回避することを基本としましょう。

土壌病害には他に、立枯病眼紋病および条斑病などがあります。 いずれの病害も連作は発病を助長します。 次回の作付けに備え「ほ場台帳」を作成し、発病ほ場を記録しておきましょう。


付記

北海道地方 3か月予報

(9月から11月までの天候見通し)

平成14年8月20日
札幌管区気象台発表

3か月(9〜11月)の気温の各階級の確率(%)

[気温]

北海道地方
20 50 30
 
低い
平年並
高い

3か月平均気温は、平年並の可能性が大きく、その確率は50%です。

可能性の大きな天候見通し

9月
天気は周期的に変わりますが、低気圧や前線の影響でぐずつく時期があるでしょう。気温は平年並の見込みです。
10月
天気は周期的に変わり、平年同様に晴れの日が多いでしょう。気温は平年並の見込みです。
11月
平年と同様に、日本海側では雨や雪の日が多く、大平洋側では晴れの日が多いでしょう。気温は平年並の見込みです。

3か月間降水量は平年並でしょう。

要素 予報対象地域 9月 10月 11月
気温 北海道全域 平年並 平年並 平年並
降水量 北海道全域 平年並 平年並 平年並


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