平成14年度 病害虫発生予察情報第11号

6月月報

平成14年7月10日 北海道病害虫防除所
(連絡先:Tel.0123(89)2080


気象概況
A.水稲
B.秋まき小麦
C.豆類
D.ばれいしょ
E.てん菜
F.りんご
G.たまねぎ
H.あぶらな科野菜

I.気象概況

(札幌管区気象台発表 北海道地方気象速報)
 
── 『並温・並雨・並照』オホーツク海側は多雨・寡照、下旬に強い寒気・遅霜──

この期間、上旬は、低気圧や気圧の谷が周期的に通過し、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んで気温が高くなる日もあったが、中旬以降は、オホーツク海高気圧や低気圧の影響で、オホーツク 海側を中心に天気がぐずつき、低温となった時期があった。特に24日には上空に4月下旬並の強い寒気が流れ込んで、全道的に気温がかなり低くなり、峠や山岳部で雪が降った。また25〜26日には遅霜による農業被害が発生した。

上旬:1日は上空に寒気を伴った気圧の谷が通過し、東部では曇って雨や雷雨となった所があった。2日は低気圧が通過し全道的に雨が降った。日降水量は日高・空知管内の多い所で50ミリ前後。3日は気圧の谷の影響で曇りや雨となった。日降水量は夕張市沼ノ沢45ミリ、日高41ミリ等。4日は気圧の谷の影響で南西部では曇りや雨となったが、その他は概ね晴れた。5〜6日は高気圧に覆われて概ね晴れたが、太平洋側では霧や霧雨となった。7日は気圧の谷の影響で曇りの所が多く、北部や東部では雨や雷雨となった所があった。8日は寒冷前線が接近し曇りの所が多く、夜には日本海側で雨が降り出した。なお、日中は気温が上がり、日最高気温が置戸町境野33.5℃、北見枝幸31.3℃等、オホーツク海側や内陸の所々で今年初の真夏日となった。9〜10日は低気圧を含む気圧の谷が通過し雨が降った。日降水量は10日羅臼で50ミリ等。なお、10日は東海上で低気圧が発達して東部を中心に風が強まり、農業被害等が発生した。日最大瞬間風速は網走29.6メートル、帯広24.7メートル等。

中旬:11〜12日は弱い気圧の谷やオホーツク海高気圧の影響で、曇って雨の降った所があった。13〜14日はオホーツク海高気圧に覆われ、日本海側では晴れた所もあったが、その他の地方は曇りで霧雨の所もあった。15〜16日は気圧の谷の影響で曇りや雨の所が多かったが、16日は日本海側では晴れた所もあった。17日は南から高気圧が張り出して太平洋側で晴れたが、その他は気圧の谷の影響で曇って北部や内陸を中心に雨が降った。18日は概ね晴れたが、上空の寒気の影響で内陸では雨の降った所があった。19日は発達した低気圧が南東海上を北東進し、オホーツク海側や東部で雨や霧雨となったが、その他は概ね晴れた。また、大気の状態が不安定となり、新冠町新和では1時間42ミリの激しい雨が降った。20日はオホーツク海側では冷たい北東風が入って曇りや霧雨となり、南西部では気圧の谷の影響で雨が降ったが、その他の地方は晴れた。

下旬:21〜23日は発達した低気圧が三陸沖から北海道の東へ進み、全道的に雨が降った。日降水量は21日に胆振・渡島管内の多い所で50〜70ミリ。24日は東海上の低気圧からのびる気圧の谷の影響で曇ってオホーツク海側中心に雨が降った。また、上空には4月下旬並の寒気が入って峠や山岳部では雪が降った。25〜26日は高気圧に覆われ概ね晴れたが、25日はオホーツク海側で曇りや雨となった。また、朝の冷え込みが強まり、内陸で最低気温が氷点下となる所もあり、遅霜による農業被害が発生した。27日は高気圧に覆われて晴れた所が多かったが、北部では気圧の谷の影響で曇りや雨となった。28日は初め気圧の谷の影響で内陸を中心に雨が降ったが、日中は晴れた所が多かった。29〜30日は東海上の高気圧に覆われて概ね晴れたが、太平洋側では霧や霧雨となった所があった。


気候表
  気温偏差 階級 降水比 階級 日照比 階級
北海道22地点平均 -0.3 91% 102%
太平洋側8地点平均 -0.3 58% 107%
オホーツク海側4地点平均 -0.2 126% 88%
日本海側10地点平均 -0.4 103% 103%


II.病害虫発生概況

A.水稲

1.いもち病(葉いもち)  発生期  並
予察田におけるさし苗(用語解説参照)の初発期は、長沼町および比布町ではほぼ平年並で、大野町では未発生である。本田では、いずれの地点も未発生である。
BLASTAMによると6月20-24日に全道的に、27-28日に上川支庁管内で葉いもち「準感染好適日」が出現したが、6月中は「感染好適日」は出現しなかった。7月5-7日に道央を中心に全道の広範囲の地点で「感染好適日」が出現した。

畦畔すくい取り成虫数(20回振り×5日間の合計値)
月・半旬 品種名 さし苗初発 本田初発 平年数
本年 平年 本年 平年
大野町 きらら397 - 6月27日 - 7月15日 2
しまひかり - 7月6日 - 7月16日 10
長沼町 きらら397 6月27日 - - - 0
ほしのゆめ 6月27日 - - - 0
(岩見沢市) キタヒカリ   6月25日   7月11日 10
きらら397 7月3日 7月23日 10
比布町   6月28日 6月27日 - 7月17日 8
  6月26日 6月20日 - 7月15日 6

用語解説:さし苗

「さし苗」とは、取り置き苗約1/3箱を水田内に設置し、その中に伝染源として前年罹病わらを設置したものです。
いもち病の発病条件を整え、本田より早く発生期の早晩を予測することに利用されています。


2.イネミギワバエ 発生量 少
大野町の予察田では、成虫すくい取り数は平年よりも少なく、産卵および被害は認められなかった。

3.ヒメトビウンカ    発生期  発生量  少
大野町・比布町における成虫のすくい取り数は、畦畔・水田ともに平年よりも少ない。黄色水盤による誘殺数も平年より少なく経過している。

ヒメトビウンカ 成虫すくい取り数(20回振り×5日間の合計値)
月・半旬 畦畔すくい取り 水田すくい取り
大野町 比布町 長沼町 岩見沢市 大野町 比布町 長沼町 岩見沢市
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0.0 3.0 15.0 30.9 0.0 (7.4) 0.0 0.3 0.0 2.0 0.0 (0.0)
6・II 0.0 1.5 5.0 21.5 0.0 (2.8) 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 (0.0)
6・III 0.0 2.0 0.0 15.5 0.0 (2.2) 0.0 0.0 0.0 1.4 0.0 (0.2)
6・IV 0.0 1.0 0.0 4.2 0.0 (1.3) 0.0 0.1 0.0 1.6 0.0 (0.0)
6・V 0.0 0.5 0.0 2.2 0.0 (0.4) 0.0 0.1 0.0 1.2 0.0 (0.6)
6・VI 0.0 1.0 0.0 0.7 0.0 (0.7) 0.0 0.3 0.0 4.2 0.0 (0.0)

4.イネドロオイムシ   発生期  早   発生量  並〜やや多
予察田における幼虫の初発は、大野町6月3半旬(平年:6月5半旬)、比布町6月3半旬(平年:6月4半旬)、長沼町6月1半旬(岩見沢市の平年:6月5半旬)と早かった。また長沼町では6月4半旬にまゆが確認された(岩見沢市の平年:7月2半旬)。
発生量は大野町では平年よりも多く、比布町では少なく推移している。巡回調査によると、一般田での発生量は各地とも昨年と同程度である。
 
各予察田におけるイネドロオイムシの発生状況
月・半旬 卵  塊  数 幼  虫  数
大野町 比布町 長沼町 岩見沢市 大野町 比布町 長沼町 岩見沢市
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 27 - 3 1.1 2.5 (1.1) 0 - 0 0.0 1.5 (0.0)
6・II 37 5.3 4 3.1 3.5 (0.9) 0 2.0 0 0.0 1.0 (0.1)
6・III 60 - 2 8.5 6.0 (3.1) 32 - 8 3.9 4.0 (0.9)
6・IV 11 9.5 2 10.0 15.5 (6.8) 126 13.6 10 14.1 16.0 (3.1)
6・V 1 - 5 12.9 16.0 (7.9) 129 - 12 30.9 20.5 (9.5)
6・VI 2 7.1 6 7.5 18.0 (10.4) 159 70.7 15 72.5 93.0 (26.8)
注)25株当たりの寄生数を示す。
 
イネドロオイムシ卵塊数 巡回調査データ
支庁 普及センター 6月3半旬 6月6半旬 支庁 普及センター 6月3半旬 6月6半旬
石狩 石狩中部(3) 0.0 0.0 上川 旭川(45) 0.0 0.1
石狩北部(2) 10.5 12.5 士別(2) 3.0 0.0
渡島 渡島中部(4) 0.0 0.3 上川中央(3) 0.0 0.0
渡島南部(2) 0.0 0.0 大雪(3) 0.0 0.0
檜山 檜山南部(5) 0.2 0.7 富良野(3) 19.8 -
檜山北部(10) 1.3 0.8 名寄(3) 8.3 5.3
後志 中後志(3) 1.0 1.0 留萌 中留萌(5) 1.0 1.0
空知 雨竜西部(3) 3.7 1.7 南留萌(6) 1.0 0.3
空知西部(2) 0.0 0.0 胆振 東胆振(3) 0.3 0.7
空知東部(3) 0.0 0.0 日高 日高西部(3) 0.0 -
空知南西部(5) 0.0 0.0 日高東部(3) 8.0 0.0
空知南東部(2) 0.0 0.0  
空知北部(4) 0.0 -
注)25株当たりの卵塊数を示す。かっこ内は調査地点数。
 
5.フタオビコヤガ   発生期  並   発生量  並
第一世代幼虫の発生量は、大野町・比布町ともに平年並であった。
 
月・半旬 幼虫数(25株当たり) 被害葉率(%)
大野町 比布町 長沼町 岩見沢市 大野町 比布町 長沼町 岩見沢市
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0 0.0 0 0.0 0.0 (0.1) 0 0.0 0.0 0.0 0.0 (0.0)
6・II 0 0.0 0 0.5 0.5 (0.4) 0 0.0 0.0 0.2 0.3 (0.1)
6・III 0 0.1 0 0.8 1.0 (0.9) 0 0.1 0.0 0.4 0.5 (0.5)
6・IV 0 0.2 1 0.6 3.0 (1.2) 0 0.4 1.7 0.5 0.9 (1.0)
6・V 0 1.6 2 1.3 2.0 (1.9) 0 0.4 2.0 0.6 1.3 (2.4)
6・VI 0 0.6 1 0.5 0.0 (1.8) 0 0.4 2.0 0.9 1.3 (2.6)

6.アカヒゲホソミドリカスミカメ   発生期  早   発生量  やや少〜並
畦畔すくい取りによる成虫の初発は、大野町で6月2半旬(平年:6月3半旬)、比布町で5月29日(平年:6月14日)、長沼町の予察灯による誘殺始め は6月8日(平年:6月18日)と早かった。
発生量は各予察田では平年よりも少なめに推移している。巡回調査によると、一般田での畦畔すくい取り数は各地とも昨年と同程度である。

アカヒゲホソミドリカスミカメ 畦畔すくい取り虫数(20回振り×5日間の合計値)
月・半旬 成虫数 幼虫数
大野町 比布町 長沼町 岩見沢市 大野町 比布町 長沼町 岩見沢市
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0.0 0.6 3.0 1.1 3.3 (0.5) 0.0 0.5 0.0 0.0 3.3 (21.7)
6・II 5.0 0.3 4.0 3.1 5.0 (4.2) 0.0 1.2 0.0 0.0 0.0 (13.1)
6・III 0.0 2.9 2.0 8.5 10.0 (9.3) 0.0 1.0 8.0 3.9 0.0 (13.3)
6・IV 0.0 14.0 2.0 10.0 10.0 (16.8) 0.0 0.7 10.0 14.1 1.7 (9.3)
6・V 0.0 4.4 5.0 12.9 0.0 (19.4) 0.0 0.4 12.0 30.9 0.0 (3.4)
6・VI 0.0 1.5 6.0 7.5 0.0 (6.5) 0.0 1.2 15.0 72.5 0.0 (1.1)

アカヒゲホソミドリカスミカメ畦畔すくい取り虫数 巡回調査データ
支庁 普及センター 6月6半旬 支庁 普及センター 6月6半旬
石狩 石狩中部(3) 0.0 上川 旭川(45) 0.7
石狩北部(2) 0.0 士別(2) 1.5
渡島 渡島中部(4) 0.0 上川中央(3) 0.7
渡島南部(2) 0.0 大雪(3) 4.4
檜山 檜山南部(5) 0.2 名寄(3) 0.0
檜山北部(10) 0.1 留萌 中留萌(5) 0.4
後志 中後志(3) 0.0 南留萌(24) 1.1
空知 雨竜西部(3) 0.7 胆振 東胆振(3) 0.1
空知西部(2) 0.7 日高 日高東部(3) 0.0
空知東部(3) 0.3  
空知南西部(5) 0.0
空知南東部(2) 1.5
注)かっこ内は調査地点数。調査地は畦畔・雑草地・小麦畑・牧草地など。
捕虫網20回振り捕獲虫数の平均値を示す。

7.イネミズゾウムシ   発生量  並〜やや多 
予察田における発生量は、大野町では平年並で、比布町では平年よりも多かった。
 
月・半旬 成虫数(25株当たり) 被害葉率(%)
大野町 長沼町 大野町 比布町 長沼町
本年 平年 本年 本年 平年 本年 平年 本年
6・I 2 0.0 0.0 2.5 2.4 16.1 0.4 0.0
6・II 2 0.4 0.0 2.0 3.7 24.1 1.9 0.0
6・III 2 0.0 0.0 2.4 4.9 20.9 2.0 0.0
6・IV 0 1.7 0.0 2.0 8.2 18.3 2.1 0.0
6・V 3 1.2 0.0 3.0 8.0 14.9 1.9 0.0
6・VI 1 2.7 0.0 3.0 6.1 10.4 2.1 0.1


B.秋まき小麦

1.うどんこ病      発生量  並 
予察ほにおける発生量は各地点とも平年並であった。巡回調査によると、一般ほでは下位葉で発生の目立った地点が散見されたが、最上位から2番目の葉での発病は少なく 全道的には平年よりやや少ない発生であった。

予察ほにおけるうどんこ病の発生状況(病斑面積率)
地点 品種名 調査葉位 本年 平年 平年数
6・II 6・IV 6・VI 6・II 6・IV 6・VI
長沼町 チホクコムギ 全葉 3.86 5.86 2.54 2.82 2.43 3.15 3
最上位葉
最上-1葉
0.62
4.28
1.64
9.22
1.39
21.70
0.71
5.54
1.61
2.14
2.79
3.07
ホクシン 全葉 0.07 0.00 枯凋 0.10 0.08 0.00 3
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.16
0.00
枯凋
枯凋
枯凋
0.10
0.12
0.08
0.06
0.00
0.00
訓子府町 チホクコムギ 全葉 4.43 7.04 9.20 4.31 4.50 7.27 10
最上位葉
最上-1葉
0.34
2.20
1.02
3.48
2.30
7.70
0.21
2.69
1.18
4.60
3.50
13.85
ホクシン 全葉 1.70 1.96 1.13 2.43 2.72 1.88 2
最上位葉
最上-1葉
0.04
0.18
0.18
0.40
0.20
0.36
0.08
0.62
0.54
2.14
0.75
1.42
芽室町 チホクコムギ 全葉 7.00 8.10 11.63 5.01 14.77 14.51 3
最上位葉
最上-1葉
1.83
5.08
4.24
11.80
5.72
15.54
0.76
5.08
2.35
10.56
6.12
23.50
ホクシン 全葉 1.44 1.23 1.24 1.08 0.91 0.89 4
最上位葉
最上-1葉
0.18
0.56
0.46
0.66
0.67
0.83
0.13
0.81
0.33
0.76
0.74
1.32
最上-1葉:最上位葉の一枚下の葉

巡回調査 うどんこ病 最上位から2番目の病葉率(6月3半旬)
支庁 普及センター 調査地点数 病葉率 備考 支庁 普及センター 調査地点数 病葉率 備考
石狩 石狩中部 1 0.0 * 網走 北見 3 0.0  
石狩北部 1 0.0   遠軽 1 0.0  
空知 雨竜西部 3 0.0   清里 3 1.3  
空知東部 2 0.0 * 紋別 1 0.0 *
空知南東部 3 0.0   十勝 十勝西部 3 0.7  
空知北部 3 0.0   十勝中部 4 0.0  
上川 上川北部 2 0.5   十勝東部 4 0.0 *
富良野 3 5.0 * 十勝東北部 3 0.0  
名寄 2 0.0 * 十勝南部 3 0.0  
胆振 西胆振 1 0.0   十勝北部 3 0.0  
*下位葉で発生が目立った。

2.赤さび病       発生量  やや少〜並
予察ほにおける発生量は長沼町および訓子府町で平年並、芽室町で少であった。巡回調査によると、一般ほでは、道央・道北では平年並、例年赤さび病の発生が少ない道東では少発生であった。
 
予察ほにおける赤さび病の発生状況(病斑面積率)
地点 品種名 調査葉位 本年 平年 平年数
6・II 6・IV 6・VI 6・II 6・IV 6・VI
長沼町 チホクコムギ 全葉 0.61 2.97 5.50 0.14 2.84 6.55 3
最上位葉
最上-1葉
0.31
0.99
2.45
3.59
5.23
10.00
0.01
0.18
1.78
2.98
6.23
7.74
ホクシン 全葉 5.73 15.38 枯凋 2.04 13.32 19.88 3
最上位葉
最上-1葉
3.19
7.64
15.38
枯凋
枯凋
枯凋
0.39
1.78
11.09
14.99
20.02
13.80
訓子府町 赤銹不知1号 全葉 0.01 0.03 0.18 0.21 0.57 3.91 10
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.00
0.00
0.04
0.00
0.22
0.00
0.03
0.05
0.28
0.65
3.39
チホクコムギ 全葉 0.00 0.00 0.02 0.00 0.01 0.03 10
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.06
0.00
0.00
0.00
0.02
0.02
0.15
ホクシン 全葉 0.01 0.09 1.60 0.05 0.35 1.30 2
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.02
0.00
0.08
0.12
1.16
0.00
0.07
0.10
0.56
0.83
1.42
芽室町 チホクコムギ 全葉 0.00 0.01 0.00 0.01 0.01 0.02 3
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.01
0.00
0.02
0.00
0.00
0.00
0.00
0.01
0.00
0.01
0.02
ホクシン 全葉 0.00 0.02 0.31 0.31 0.01 5.41 4
最上位葉
最上-1葉
0.00
0.00
0.00
0.02
0.40
0.37
0.04
0.25
0.74
1.65
3.42
8.36
最上-1葉:最上位葉の一枚下の葉

巡回調査 赤さび病 最上位から2番目の病葉率(6月3半旬)
支庁 普及センター 調査地点数 病葉率 備考 支庁 普及センター 調査地点数 病葉率 備考
石狩 石狩中部 1 0.0   網走 北見 3 0.0  
石狩北部 1 5.5   遠軽 1 0.0  
空知 雨竜西部 3 2.7   清里 3 0.0  
空知東部 2 0.0 * 紋別 1 0.0  
空知南東部 3 0.0   十勝 十勝西部 3 0.0  
空知北部 3 0.0   十勝中部 4 0.0  
上川 上川北部 2 0.7   十勝東部 4 0.8  
富良野 3 5.0   十勝東北部 3 0.0  
名寄 2 2.0   十勝南部 3 0.0  
胆振 西胆振 1 0.0   十勝北部 3 0.0  
*下位葉で発生が目立った。

3.ムギキモグリバエ   発生量  少
訓子府町の予察ほでは、成虫の発生は認められなかった。

3.アブラムシ類   発生量  やや多
長沼町・訓子府町とも、ムギクビレアブラムシの発生量は平年よりも多く、ムギヒゲナガアブラムシの発生量は平年並である。
 
25茎当たり寄生頭数
月・半旬 ムギヒゲナガアブラムシ ムギクビレアブラムシ
長沼町 訓子府町 長沼町 訓子府町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 2.0 - - - 3.3 - - -
6・II 1.8 4.8 0.0 0.0 1.8 6.8 2.7 0.0
6・III 1.5 0.7 0.0 3.8 3.0 6.4 10.7 0.0
6・IV 3.3 1.4 1.7 0.6 21.5 17.5 43.0 0.2
6・V 10.0 2.3 0.7 1.0 11.3 4.1 49.3 1.1
6・VI 5.0 1.2 4.0 3.4 29.8 2.1 187.0 4.6


C.豆類

1.炭そ病(菜豆) 発生期 早   発生量  少
芽室町の予察ほでの子葉・茎葉の初発期は平年より早く、発生量は少なく推移している。
地点 品種名   初発日 発病度 平年数
子葉 茎葉 6月2半旬 6月4半旬 6月6半旬
芽室町 常富長鶉 本年 6月7日 6月10日 1.0 0.3 0.3 10
平年 6月13日 6月21日 0.0 1.2 4.3

2.マメアブラムシ(小豆)    発生期   早   発生量  多
長沼町の予察ほでは6月5半旬に寄生株率40%と、例年よりも早く密度が高まった。訓子府町、芽室町の予察ほでも発生量は多く、美瑛町の一般ほでも発生が認められる。


D.ばれいしょ

1.疫病     発生期   早
大野町の予察ほでは6月27日(平年:7月9日)に初発が確認され、長沼町・訓子府町および芽室町の予察ほでは未発生である。疫病初発予測システム(FLABS)による各予察ほの初発予測結果は以下の表のとおりで、大野町・長沼町および芽室町では平年より早くに基準月日に達し、訓子府町では基準月日に達していない。巡回調査によると一般ほでも6月6半旬までに発生は確認されていない。

2. アブラムシ類       発生量  並〜やや多
ジャガイモヒゲナガアブラムシおよびワタアブラムシの発生量は、長沼町および芽室町では平年並で、訓子府町では平年よりも多い。巡回調査によると、十勝支庁管内の一部で寄生複葉率が高くなっており、優占種はモモアカアブラムシである。
 
20複葉当たり寄生頭数
月・半旬 ジャガイモヒゲナガアブラムシ ワタアブラムシ
長沼町 芽室町 訓子府町 長沼町 芽室町 訓子府町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0.4 0.3 0.5 0.0 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
6・II 2.1 1.0 0.5 0.2 7.0 0.4 0.2 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0
6・III 2.1 1.8 0.0 0.5 0.0 0.6 0.0 0.1 0.0 0.0 1.0 0.0
6・IV 3.5 2.7 1.5 0.8 5.0 0.9 0.0 1.3 0.0 0.0 19.5 0.1
6・V 5.5 5.5 4.0 1.3 5.5 1.9 0.3 2.3 0.0 0.0 41.0 0.9
6・VI 4.8 6.0 4.5 5.8 21.0 3.8 0.3 1.6 0.0 0.0 127.5 0.8
注)2品種平均値を示す。
 
ばれいしょのアブラムシ類寄生複葉率 巡回調査データ
支庁 普及センター 6月3半旬 6月6半旬 優占種
石狩 石狩中部(2) 10.0 24.5 ヒゲナガ
渡島 渡島中部(3) 5.0 12.1 ワタ
檜山 檜山南部(5) 1.4 5.0 ヒゲナガ
檜山北部(5) 0.0 0.0  
後志 中後志(3) 1.0 1.0  
空知 空知南東部(2) 10.0 5.0 モモアカ
ヒゲナガ
上川 士別(1) 3.3 0.0  
大雪(3) 2.3 12.0 ヒゲナガ
富良野(4) 0.3 -  
名寄(1) 3.0 6.7 ヒゲナガ
網走 清里(3) 0.0 4.3 ヒゲナガ
美幌(2) 0.0 0.0  
北見(4) 15.8 22.9 ヒゲナガ
十勝 十勝西部(3) 1.3 4.7 ヒゲナガ
十勝中部(4) 2.3 0.8  
十勝東部(4) 5.1 - ヒゲナガ
十勝東北部(1) 10.0 77.0 モモアカ
十勝南部(3) 0.0 3.4 ヒゲナガ
十勝北部(3) 0.0 0.7 ヒゲナガ
根室 北根室(3) 2.2 0.0 モモアカ
注)かっこ内は調査地点数。
 


E.てんさい

1. ヨトウガ   発生期  早   発生量  並
予察ほにおける産卵の初発は、長沼町で5月6半旬(平年:6月2半旬)、芽室町で5月6半旬(平年:6月3半旬)と早かったが、卵塊数は平年並であった。加害は平年より2〜3半旬早く進行している。
巡回調査によると、一般ほにおける食害株率は空知および上川支庁管内の一部で高めとなっている。
 
被害程度 長沼町 芽室町 訓子府町
月・半旬 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0 0.0 0 0.0 0 0.0
6・II 0 0.1 1 0.0 0 0.0
6・III 0 0.3 2 0.0 0 0.0
6・IV 0 0.5 4 0.0 0 0.0
6・V 24 3.6 9 0.9 0 0.0
6・VI 30 10.7 12 0.4 0 0.2

てんさいのヨトウガ 巡回調査データ(6月6半旬)
支庁 普及センター 食害株率 支庁 普及センター 食害株率
後志 中後志(2) 2.5 胆振 東胆振(2) 0.0
空知 空知南東部(2) 32.0 西胆振(2) 0.0
上川 士別(1) 64.0 十勝 十勝西部(3) 0.0
上川北部(5) 0.0 十勝中部(4) 2.0
大雪(3) 18.7 十勝東北部(4) 0.0
網走 清里(3) 1.7 十勝南部(3) 1.3
美幌(3) 0.0 十勝北部(3) 0.7
北見(4) 0.0 根室 北根室(3) 0.0
紋別(2) 0.0  
注)かっこ内は調査地点数。調査地は畦畔・雑草地・小麦畑・牧草地など。

2.テンサイトビハムシ    発生量  −
長沼町・芽室町の予察ほでは発生が早く、5月中に被害最盛期を迎え6月は被害の進展がなかった。訓子府町では6月に入ってわずかな被害が認められた。

被害程度 長沼町 芽室町 訓子府町
月・半旬 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 57 16.5 17 14.6 1 13.5
6・II 40 19.2 17 17.2 1 15.6
6・III 40 18.8 16 18.0 2 17.2
6・IV 33 15.8 16 17.2 1 13.2
6・V 24 14.1 11 16.2 1 13.3
6・VI 13 12.5 9 15.0 1 11.3

3.テンサイモグリハナバエ   発生量  やや少〜並(局多:十勝支庁管内)
予察ほでの被害は訓子府町では少なく、芽室町では平年より多かった。長沼町では発生が見られなかった。

被害程度 長沼町 芽室町 訓子府町
月・半旬 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0 0.0 5.0 0.2 0 0.0
6・II 0 0.0 22.6 0.8 0 0.0
6・III 0 0.0 30.6 4.3 0 0.7
6・IV 0 0.1 47.7 9.0 0 2.1
6・V 0 0.1 48.7 12.5 0 7.1
6・VI 0 0.1 50.7 15.2 0 8.1


F.りんご

1.モニリア病(実腐れ・株腐れ)  発生期 早   発生量 少
予察園における葉腐れ・花腐れの発生量が平年よりやや多かった(5月月報参照)が、実腐れ・株腐れは認められなかった。余市町・仁木町の一般園でも発生が少なかった。

2.黒星病      発生期  早   発生量  並
長沼町の予察園での発生期は早かった。予察園での発生量はほぼ平年並に推移している。巡回調査によると、一般園での発生は胆振支庁管内の1地点で発生が認められたが、他の3支庁4調査地点では発生が認められなかった。

地点 品種名 初発日 病葉率(%) 平年数
6.I 6.II 6.III 6.IV 6.V 6.VI
長沼町 ふじ 本年 5月20日 1.7 3.0 12.5 28.9 30.8 35.5 5
平年 5月30日 4.4 8.8 15.3 24.3 33.8 40.0
スターキング・
デリシャス
本年 5月19日 0.3 0.7 3.2 7.8 12.0 9.5 10
平年 6月2日 0.9 2.2 3.9 6.7 12.3 14.0

3.斑点落葉病    発生期  早   発生量  並
長沼町の予察園での発生は平年より早く認められた。発生量は平年並に推移している。余市町・仁木町の一般園では、6月17日に発生が認められ、発生量は少なく推移している。
 
4.ハダニ類        発生量  並
リンゴハダニの発生量は、長沼町の予察園では平年よりも少なく、余市町および仁木町の一般園では平年並である。ナミハダニは未発生である。

5.ハマキムシ類      発生量  やや少〜並
フェロモントラップ誘殺数は、リンゴモンハマキ、リンゴコカクモンハマキとも、平年並からやや少なく推移している。
 
フェロモントラップによる誘殺数
月・半旬 長沼町 余市町 仁木町
リンゴモンハマキ コカクモンハマキ リンゴモンハマキ コカクモンハマキ リンゴモンハマキ コカクモンハマキ
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 0 0.0 0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1
6・II 0 0.0 8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.3
6・III 0 0.4 0 2.1 0.0 0.3 9.0 2.7 0.0 0.1 1.7 2.1
6・IV 2 1.6 1 34.9 0.1 0.4 13.7 8.6 0.1 0.3 2.9 5.2
6・V 2 11.1 2 81.0 0.7 1.5 8.6 15.9 0.7 1.3 2.9 8.8
6・VI 24 31.8 1 87.9 0.7 1.0 13.1 21.4 0.9 0.7 0.6 16.9
月・半旬 壮瞥町 伊達市 増毛町
リンゴモンハマキ コカクモンハマキ リンゴモンハマキ コカクモンハマキ リンゴモンハマキ コカクモンハマキ
本年 前年 本年 前年 本年 前年 本年 前年 本年 平年 本年 平年
6・I 0 - 0 - 0 - 0 - 0 0.0 0 0.0
6・II 0 - 0 0.0 0 - 0 - 0 1.0 0 1.0
6・III 0 - 0 0.0 0 - 0 - 0 0.3 4 3.0
6・IV 0 0 0.7 0.0 2 0 0 0 0 2.8 0 19.9
6・V 0 1 0.7 0.0 0 0 0 0 0 0.8 1 43.1
6・VI 0 0 2.7 0.0 7 3 3 2 0 2.0 1 64.1

6.キンモンホソガ     発生量  やや少
フェロモントラップによる誘殺数は、各地とも平年並から少なく推移している。長沼町の予察園における被害葉率は平年よりやや少ない。

フェロモントラップによる誘殺数
月半旬 長沼町 余市町 仁木町 壮瞥町 伊達市 増毛町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 前年 本年 前年 本年 平年
6・I 1 6.6 0.0 1.1 0.0 7.8 0 0 0 - 1 1.6
6・II 0 1.4 0.0 0.2 0.0 1.0 0 0 0 - 0 0.1
6・III 0 0.4 2.6 1.6 0.9 2.3 0 0 0 0 0 0.1
6・IV 0 0.2 3.6 2.6 1.7 8.0 0 0 2 0 0 0.0
6・V 3 23.1 0.7 7.2 2.9 38.2 0.3 0.3 9 0 0 1.0
6・VI 22 88.8 50.4 56.5 4.0 101.6 3 8.0 2 12 0 4.7

7.モモシンクイガ   発生期  早   発生量  並
フェロモントラップによる誘殺始めは、長沼町で6月20日(平年6月26日)、余市町で6月12日(平年6月26日)、仁木町で6月19日(平年6月23日)と早かった。誘殺数は平年並に推移している。
長沼町の予察園では、7月1日に産卵が始まっている(平年7月18日)。

フェロモントラップによる誘殺数
月半旬 長沼町 余市町 仁木町 壮瞥町 伊達市 増毛町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 前年 本年 前年 本年 平年
6・I 0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0 0.0 0 - 0 0.0
6・II 0 0.0 0.7 0.2 0.0 0.1 0 0.0 0 - 0 0.0
6・III 0 0.0 1.1 0.6 3.0 0.1 0 0.0 0 - 0 0.0
6・IV 1 0.1 1.6 1.6 5.0 2.2 0 0.0 2 0 0 1.2
6・V 2 0.8 2.1 2.1 5.0 3.5 0 0.0 1 0 0 3.0
6・VI 19 3.3 8.4 3.9 2.1 6.0 2 0.0 5 2 0 6.2


G.たまねぎ

1.白斑葉枯病      発生期  並〜やや遅   発生量  やや少
予察ほにおける発生期は長沼町では遅く、訓子府町で平年並であった。発生量は両地点とも少なく推移している。巡回調査によると一般ほでは全道的に平年よりやや少ない発生である。

地点 品種名 初発日 発病度(%) 平年数
6月2半旬 6月4半旬 6月6半旬
長沼町 天心 本年 6月27日 0.0 0.0 3.5 10
平年 6月18日 0.8 1.5 8.0
訓子府町 スーパー
北もみじ
本年 6月30日 0.0 0.0 0.5 8
平年 6月30日 0.0 1.4 4.5

白斑葉枯病 巡回調査データ
支庁 普及センター 調査地点数 病株率(%)
6月6半旬
石狩 石狩中部 1 0.0
空知 空知西部 2 5.0
空知南西部 1 0.0
空知南東部 1 0.0
上川 士別 1 0.0
網走 美幌 3 0.0
北見 3 0.0


2.ネギアザミウマ     発生期  早   発生量    多
予察ほにおける幼虫の初発は長沼町で6月2半旬(平年:6月5半旬)、訓子府町で6月2半旬(平年:6月4半旬)と早かった。発生量は長沼町、訓子府町とも平年よりも多い。
巡回調査によると、6月6半旬現在の寄生株率はほとんどの地点で昨年の同時期よりも高い。

 
25株当たり寄生頭数
月・半旬 長沼町 訓子府町
成虫 幼虫 成虫 幼虫
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 7 0.0 0 0.0 20 0.8 0 0.0
6・II 18 0.4 10 0.0 47 2.2 3 0.7
6・III 19 1.8 37 5.1 64 5.9 11 0.6
6・IV 32 5.7 431 7.2 84 30.2 254 3.3
6・V 43 8.9 425 47.8 (0) 109.0 (251) 43.9
6・VI 146 19.4 590 97.9 269 149.9 2301 536.2
注)訓子府町の予察ほは生育不良のため6月6半旬に調査地点変更

ネギアザミウマ 巡回調査データ
支庁 普及センター 調査地点数 寄生株率(%)
6月6半旬
石狩 石狩中部 1 6.0
空知 空知西部 2 35.5
空知南西部 1 22.0
空知南東部 1 48.8
上川 士別 1 76.0
網走 美幌 3 9.3
北見 3 29.7


H.あぶらな科野菜

1.コナガ       発生量  並
フェロモントラップによる雄成虫の誘殺数は、長沼町では平年並で、大野町ではやや少なかった。幼虫数も長沼町では平年より多く、大野町では少なかった。

月・半旬 フェロモンによる誘殺数 10株当たり寄生幼虫数
長沼町 大野町 長沼町 大野町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 47 66.6 40 89.0 1 0.3 - -
6・II 110 64.7 149 64.6 3 0.8 2 34.7
6・III 38 102.2 43 55.1 6 7.3 - -
6・IV 126 102.6 6 39.7 22 10.7 7 109.0
6・V 70 62.1 18 47.8 46 17.5 - -
6・VI 38 68.2 30 101.4 84 18.4 83 179.2

2.モンシロチョウ    発生量  やや少
予察ほにおける成虫発生量は、長沼町、大野町ともに平年よりも少なかった。幼虫発生量は長沼町では平年並で、大野町では平年よりも少ない。

月・半旬 成虫数(見取り) 10株当たり寄生幼虫数
長沼町 大野町 長沼町 大野町
本年 平年 本年 平年 本年 平年 本年 平年
6・I 2 1.5 - - 5 1.3 - -
6・II 0 2.3 0 1.9 2 3.1 1 18.3
6・III 0 1.6 - - 7 4.2 - -
6・IV 0 2.6 0 1.5 1 5.7 1 23.9
6・V 0 1.7 - - 0 5.7 - -
6・VI 2 1.1 1 16.2 2 3.6 3 10.1

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