平成14年度 病害虫発生予察情報第4号 注意報第1号 平成14年5月15日 北海道病害虫防除所
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赤かび病は小麦の開花期ころにもっとも感染しやすく、発病すると粒が細くなるため、整粒歩合・収量ともに低下します。また、人畜に有害なカビ毒を産生するため、できるだけ発病程度を抑える必要があります。赤かび病は、出穂期〜乳熟期に雨天・霧などによる多湿条件があると多発します。とくに、春まき小麦では開花期以降に天候不順となることが多く、毎年のように多発ほ場が見られます。
以上のことから、防除適期である開花始めには、すみやかに第1回目の薬剤散布を行えるよう準備しておきましょう。