平成12年度 病害虫発生予察情報 第17号

注意報第10号

平成12年7月13日 北海道病害虫防除所

(連絡先:予察課 Tel.01238(9)2080(内)323

     Fax.01238(9)2082)


ばれいしょ軟腐病に注意!
ほ場観察をしっかり行いましょう!!

ばれいしょの軟腐病は、7〜8月が高温多湿に経過すると多発する病害で、はじめ地面に接した葉に病斑ができ、徐々に拡大して茎に感染します。本病は、茎葉での発生が多くなると塊茎にも感染します。本年はこれまで比較的高温で、7月に入ってからまとまった降水もあり、本病の多発が懸念されます。また、先日の台風による強風で茎葉の損傷や倒伏が起こった地域では、茎葉の地面接触が増えて発生しやすくなっています。発病初期からの防除が重要となるので、接地した葉をよく観察し、初発が確認されたらすぐに防除を開始しましょう。

  1. 発生地域  全道

  2. 発生量   やや多

  3. 注意報発令の根拠
    1. 本病は7〜8月が高温多湿に経過すると多発する病害で、本年はこれまで比較的高温で、7月に入ってからまとまった降水があった。
    2. 本病は茎葉の地面接触が増えると発生しやすくなる病害で、本年は台風の影響で茎葉の損傷や倒伏が多くなっている。

  4. 防除対策
    1. ほ場をよく観察し、葉に発病が認められたら直ちに薬剤散布を開始する。
    2. ほ場の排水を良好にする。
    3. 収穫時、塊茎に損傷を与えないようにし、掘り取り後は素早く乾燥するようにする。


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