北海道病害虫防除所
北海道立総合研究機構

[平成元年度新発生病害虫]

ゴボウのテンサイトビハムシ(新寄主)

(1989年−平成元年)


 平成元年7月、本別町で栽培するゴボウ約30aにトビハムシが発生し、葉が網目状に食害される被害が認められた。この被害は特に稚苗期に目立ったとのことであった。このため成虫を7月下旬に採集し、久留米大学医学部の木元新作氏に同定を依頼したところ、テンサイトビハムシ Chaetocnema concinna Marshallと判明した。
 本種はすでにテンサイの稚苗期の重要害虫として道内でも発生生態など明かにされているが、ゴボウでの本種による加害の記録はなく。今後ゴボウの初期害虫として注意を払う必要がある。

(十勝農試)


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